Loading...

生体物性の過去問

国試第34回午前:第87問

生体の磁気特性について誤っているのはどれか。

1:生体の比透磁率は 5000 程度である。
2:水素の原子核は磁気モーメントをもつ。
3:神経伝導で磁界が発生する。
4:酸素化ヘモグロビンは反磁性体である。
5:脱酸素化ヘモグロビンは常磁性体である。

国試第34回午前:第86問

生体軟組織について誤っているのはどれか。

1:皮膚組織は粘弾性体である。
2:弾性線維はコラーゲンからなる。
3:ポアソン比は 0.5 程度である。
4:弾性要素と粘性要素の直並列モデルで表せる。
5:外力を負荷すると時間とともにひずみが増加する。

国試第34回午前:第85問

生体組織の受動的電気特性について正しいのはどれか。

a:導電率は周波数とともに増加する。
b:a 分散は水分子の緩和現象に起因する。
c:皮下脂肪の導電率は筋組織よりも高い。
d:骨格筋は異方性を示す。
e:インピーダンスは非線形性を示す。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第32回午後:第86問

生体の熱特性について正しいのはどれか。

a:脂肪組織は筋組織に比べて比熱が大きい。
b:運動時に熱の産生が最も多い臓器は肝臓である。
c:体表からの放射エネルギーのピーク波長は赤外領域にある。
d:皮膚における末梢血管の拡張は体表からの熱の放散を促進させる。
e:生体内部での熱の移動に最も寄与しているのは組織の熱伝導である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第32回午後:第85問

正しいのはどれか。

1:粘性流体のずり速度のSI単位はm/sである。
2:生体軟組織のポアソン比はおよそ1.0である。
3:縦弾性率を表すヤング率の単位はPaである。
4:腱より筋のヤング率は大きい。
5:動脈血管の円周方向の最大変形は20%程度である。

国試第22回午後:第87問

質量50 kg のヒトの温度を1K上昇させるのに必要な熱量は何kJか。ただし ヒトの比熱を3.36kJ/(kg・K)とする。

1:0.168
2:1.68
3:16.8
4:168
5:1680

国試第22回午後:第82問

血管の脈波伝搬速度で正しいのはどれか。

a:血管壁が硬いほど速くなる。
b:血圧が高いほど速くなる。
c:血管が太いほど速くなる。
d:血管壁が薄いほど速くなる。
e:血液の密度が高いほど遅くなる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第18回午後:第85問

2400kcalの熱量がすべて熱として1日で放出されるとき、おおよその1秒あたりの熱放出量はどれか。ただし、熱の仕事当量を4.2J/calとする。(生作物性材料工学)

1:100W
2:120W
3:140W
4:160W
5:180W

国試第18回午後:第83問

紫外線は長い波長から順にUVA、UVB、UVCと分類される。正しいのはどれか。(生体物性材料工学)

a:最も皮膚深部に到達するのはUVCである。
b:表皮による反射吸収が最も大きいのはUVBである。
c:短時間で生じるメラニン色素の沈着はUVAの作用である。
d:地表に届く紫外線のほとんどがUVAである。
e:皮膚に紅斑を生じさせる主因はUVCである。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第18回午後:第84問

細胞膜の両側で5気圧の浸透圧を生じる非透過性溶液の濃度差はどれか。ただし、気体定数8.314Jmol-1K-1、温度310Kとする。(生体物性材料工学)

1:196mol/m3
2:296mol/m3
3:396mol/m3
4:496mo1/m3
5:596mol/m3

国試第18回午後:第82問

生体内の物質移動について正しいのはどれか。(生体物性材料工学)

1:血液から組織への酸素の移動は能動輸送による。
2:体温が低下するとヘモグロビンから組織への酸素移動は減少する。
3:静止状態で細胞内から細胞外へのナトリウムイオンの移動は拡散による。
4:血液の浸透圧が上昇すると水分は血管外に漏出しやすくなる。
5:糸球体濾液中の水分は大部分が遠位尿細管で再吸収される。

国試第18回午後:第81問

骨組織中の超音波のおおよその伝搬速度はどれか。(生体物性材料工学)

1:35m/s
2:150m/s
3:350m/s
4:1500m/s
5:3500m/s

国試第18回午後:第80問

導電率が最も小さいのはどれか。(生作物性材料工学)

1:血 液
2:骨格筋
3:肝 臓
4:神 経
5:脂 肪

国試第18回午後:第79問

放射線の単位でないのはどれか。(生体物性材料工学)

a:F(ファラド)
b:Sv(シーベルト)
c:Gy(グレイ)
d:rad(ラド)
e:T(テスラ)
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第33回午後:第87問

同じ大きさの熱エネルギーが加えられたとき、温度上昇が最も大きくなるのはどれか。

1:脂 肪
2:肝 臓
3:腎 臓
4:骨格筋
5:血 液

国試第33回午後:第86問

正しいのはどれか。

1:陽子線は電磁放射線である。
2:c 線はマイナスの電荷をもつ。
3:a 線はⅩ線より組織到達深度が大きい。
4:心筋は生殖腺より放射線感受性が高い。
5:中性子線は陽子線より組織透過力が大きい。

国試第33回午後:第85問

値が小さくなると脈波の伝搬速度が増加するのはどれか。

1:心拍数
2:平均動脈圧
3:血管の内径
4:血管壁の厚さ
5:血管のヤング率(周方向)

国試第32回午前:第87問

生体の光学的特性について正しいのはどれか。

a:メラニンは可視光よりも紫外光をよく吸収する。
b:紫外光は波長が長いほど皮膚深部に到達する。
c:水は可視光よりも赤外光をよく吸収する。
d:可視光は皮膚表面でほとんど反射する。
e:ヘモグロビンによる可視光の吸収は赤外光に比べ小さい。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第32回午前:第86問

正しいのはどれか。

a:皮膚は骨髄より放射線感受性が高い。
b:X線はα線より電離作用が強い。
c:X線はα線より到達深度が大きい。
d:線量当量は組織の放射線感受性が考慮されている。
e:照射線量の単位はBq(ベクレル)である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第32回午前:第85問

生体の電気特性について誤っている組合せはどれか。

1:α分散 ――――― イオンの移動
2:β分散 ――――― 水分子の緩和現象
3:能動性 ――――― 細胞の電気的興奮
4:異方性 ――――― 組織の配列方向
5:静止電位 ―――― 細胞内外のイオン濃度差