Loading...

生体物性材料工学の過去問

ME2第40回午前:第50問

血液について誤っているのはどれか。

1:非ニュートン流体である。
2:力学的に等方的である。
3:比誘電率は周波数依存性がある。
4:超音波伝搬速度は空気中よりも速い。
5:吸光度は可視光領域でほぼ一定である。

ME2第32回午前:第26問

37℃での血清浸透圧濃度が300mOsm/Lであるとき、この血清の浸透圧(気圧:atm)はどれか。ただし、気体定数は0.082L・atm・K-1・mol-1である。

1:0.076
2:0.76
3:7.6
4:76
5:760

国試第22回午前:第6問

細胞の電気的現象で正しいのはどれか。

1:細胞外は細脳内に対して電気的に負の状態にある。
2:静止電位はCl-が細胞内に流入することで発生する。
3:活動電位はNa+が細胞外に流出することで発生する。
4:細胞外の電位が上昇して0に近づくことを脱分極という。
5:細胞内の電位があるレベルに達すると活動電位が発生する。

国試第21回午後:第90問

正しい組合せはどれか。

a:ポリジメチルシロキサン ― 人工血液
b:パイロライトカーボン ― 人工肺
c:チタン合金 ― 人工歯根
d:高分子量ポリエチレン ― 人工関節
e:ポリスルホン ― 眼内レンズ
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第21回午後:第88問

図はある医療材料を埋め込んだときに生じる諸反応の強さとその時間経過を示したものである。①②③に対応する反応で正しいのはどれか。

21PM88-0
1:1補体活性化反応 2カプセル化反応 3初期炎症反応
2:1血栓反応 2補体活性化反応 3初期炎症反応
3:1血栓反応 2補体活性化反応 3カプセル化反応
4:1初期炎症反応 2カプセル化反応 3血栓反応
5:1初期炎症反応 2血栓反応 3補体活性化反応

国試第21回午後:第87問

医用材料の安全性評価として正しいのはどれか。

a:医療機器の安全性に関する取り決めは薬事法による。
b:粘膜に長期的に接触する表面接触機器は埋植試験が必要である。
c:化学的試験か生物学的試験のどちらか該当する試験を行う。
d:表面接触機器の生物学的試験として血液適合性試験は必須である。
e:表面接触機器の生物学試験として細胞毒性試験は必須である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第21回午後:第85問

生体の光学的特性について誤っているのはどれか。

1:可視光は皮膚表面でほとんど反射する。
2:光は波長が長いほど皮膚深部に到達する。
3:血流量が多いほど組織の光吸収は大きい。
4:波長が長いほどメラニンの吸収係数は大きい。
5:血液の分光特性は酸素飽和度によって異なる。

国試第21回午後:第84問

導電率の最も低いのはどれか。

1:血液
2:肝臓
3:腎臓
4:骨格筋
5:脂肪

国試第21回午後:第83問

生体の電気的特性で誤っているのはどれか。

1:低周波では誘電率が非常に大きい。
2:電気定数が周波数に依存して変化することを周波数分散という。
3:α分散は約20GHzで観察される。
4:β分散は構造分散ともよばれる。
5:γ分散は水分子の誘電分散によって生じる。

国試第21回午後:第81問

生体の熱特性について誤っているのはどれか。

1:生体内部の熱の移動は主に熱伝導によって起こる。
2:生体活動時の熱の産生は主に骨格筋で起こる。
3:体温を一定に保つことは、生体のホメオスタシスに重要である。
4:体表からの熱の放散は、放射、対流、伝導、発汗によって起こる。
5:脂肪組織の熱伝導度は水の値より小さい。

国試第21回午後:第80問

放射線について誤っているものはどれか。

1:ベータ線は直接電離性を示す。
2:ガンマ線は間接電離性を示す。
3:エックス線は電磁放射線である。
4:ガンマ線は電磁放射線である。
5:アルファ粒子は負の電荷を有する。

国試第21回午後:第79問

円柱状の骨の直径が2倍になると骨の強度はおよそ何倍となるか。

1:$1/4$
2:$1/2$
3:1
4:2
5:4

国試第36回午後:第90問

人工肺のハウジング(外筒)に使われる材料はどれか。 

1:ポリ乳酸 
2:セルロース 
3:ポリカーボネート 
4:ポリウレタン 
5:ポリビニルアルコール 

国試第36回午後:第89問

血液と医用材料が接触したとき、最初に起こるのはどれか。 

1:タンパク質吸着 
2:線溶系亢進 
3:赤血球凝集 
4:血小板粘着 
5:石灰化 

国試第36回午後:第87問

生体の光特性について正しいのはどれか。 

a:メラニンは紫外光よりも可視光の吸収が大きい。 
b:脂質はタンパク質に比べ紫外光の吸収が大きい。 
c:水は可視光よりも赤外光の吸収が大きい。 
d:核酸は可視光よりも紫外光の吸収が大きい。 
e:ヘモグロビンは赤外光よりも可視光の吸収が大きい。  
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第36回午後:第86問

生物への影響を考慮した放射線量を示す単位はどれか。 

1:Bq 
2:C/kg 
3:Sv 
4:Gy 
5:eV 

国試第36回午後:第85問

値が上昇すると血液の粘性率が低下するのはどれか。 

a:温度 
b:電解質濃度 
c:タンパク質濃度 
d:ヘマトクリット値 
e:血流のせん断速度 
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第25回午前:第90問

医用材料を埋め込んだ際、生体側と材料側との両方に起こりうる反応はどれか。

1:溶 血
2:補体活性
3:アナフィラキシー
4:炎 小
5:石灰化

国試第25回午前:第89問

生分解性を有する高分子はどれか。

1:ポリ塩化ビニル
2:ポリエチレン
3:ポリプロピレン
4:ポリスルホン
5:ポリグリコールさん

国試第25回午前:第88問

誤っているのはどれか。

a:紫外線は長い波長ほど皮膚深部に到達する。
b:生体の高分子物質は紫外線をよく吸収する。
c:可視領域では血液の光透過率はほぼ一定である。
d:ヘモグロビンは近赤外線をよく吸収する。
e:遠赤外線の生体作用は熱的作用が主である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e