Loading...

医用電気電子工学の過去問

国試第1回午後:第26問

通信について正しいのはどれか。

a:心電図波形で光を変調して、光ファイバで送ることができる。
b:変調された信号から、もとの情報を取り出すには復調操作が必要である。
c:パルス符号変調(PCM)は狭い周波数帯域ですむが、一般に雑音に弱い。
d:振幅変調(AM)は周波数帯域も狭く、雑音にも強いのでよく用いられる。
e:非常に低い周波数成分をもつ情報を無線で送るのは、たとえ変調操作を行っても不可能である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第25問

論理演算について正しいのはどれか。

a:0と1の論理積(AND)は1である。
b:1と0の論理積(AND)は1である。
c:0と0の論理和(OR)は0である。
d:1と1の論理和(OR)は1である。
e:0の否定(NOT)は0である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第24問

10進法の11を2進法で表現したとき、正しいのはどれか。

1:1010
2:1011
3:1100
4:1110
5:1111

国試第1回午後:第23問

A/D変換について正しいのはどれか。

1:オーディオ信号をCRT(ブラウン管)にディスプレイする変換のこと。
2:一定の時間間隔で信号を出力すること。
3:アナログ量をデジタル量に変換すること。
4:デジタル量をアナログ量に変換すること。
5:アナログ回路におけるインピーダンス変換のこと。

国試第1回午後:第22問

CMRR(同相弁別比)について正しいのはどれか。

a:差動増幅器の性能を表すパラメータの一つである。
b:心電計の初段のCMRRは小さい方がよい。
c:CMRRが大きいほど安定度が高く、発振しにくい。
d:帯域幅と利得の積で定義される。
e:差動入力に対する利得と同相入力に対する利得の比で定義される。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第21問

負帰還増幅器の利点はどれか。

1:大振幅出力が得られる。
2:利得が大きい。
3:消費電力が少ない。
4:周波数特性が良い。
5:発振しやすい。

国試第1回午後:第20問

演算増幅器について正しいのはどれか。

a:通常は正帰還をかけることにより必要な増幅度を実現する。
b:差動入力端子を有している。
c:コンデンサ、抵抗と組み合わせて積分回路、微分回路などが簡単につくれる。
d:直流信号は増幅できない。
e:本質的に増幅器であるから、インピーダンス変換回路はつくれない。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第19問

電子回路による電気信号の増幅について正しいのはどれか。

1:ダイオードを用いると電気信号を増幅することができる。
2:増幅器において信号電圧が増幅されているとき、出力信号電流は必ず入力信号電流より小さい。
3:信号電圧も信号電流も出力が入力より大きくなるような増幅器をつくることができる。
4:雑音を含む信号でも増幅すると、一般に、信号対雑音比が向上する。
5:一般に、電圧増幅器は出力インピーダンスが大きい方が使いやすい。

国試第1回午後:第18問

1次コイルの巻数100回、2次コイルの巻数500回の変圧器について正しいのはどれか。

a:2次側に実効値1.0Aの交流電流が流れているとき、1次側には実効値5.0Aの交流電流が流れている。
b:1次側に100Vの直流電圧をかけると、2次側には500Vの直流電圧が発生する。
c:2次側で500Wの電力を取り出しているとき、1次側には100Wの電力が入力されている。
d:定格を超えた用い方をすると、巻線で異常な熱が発生することがある。
e:定格を超えた用い方をすると、鉄心中で異常な熱が発生することがある。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第1回午後:第17問

20Ωの抵抗に周波数50Hz、実効値100Vの正弦波交流電圧をかけたとき、正しいのはどれか。

a:毎秒、約0.7kJの電気エネルギーが熱に変わる。
b:電圧の最大値は約71Vである。
c:電流の実効値は約7.1Aである。
d:500Wの電力が消費される。
e:電流の最大値は約7.1Aである。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第16問

図に示す回路のスィッチSを閉じたとき出力A-B間の電圧波形はどれか。

1PM16-0 1PM16-1

国試第1回午後:第15問

抵抗とコンデンサの直列回路に急に直流電圧を加えたとき、回路に流れる電流として正しいのはどれか。

1:最初は多く流れ、徐々に減衰して最後は零となる。
2:最初は多く流れ、徐々に減衰するが零にはならない。
3:最初はあまり流れず、徐々に増加して一定になる。
4:最初はあまり流れず、徐々に増加するが最後は零となる。
5:最初から最後まで一定電流が流れる。

国試第1回午後:第14問

図に示す回路について正しい式はどれか。

1PM14-0
1:i1+i2-i3=0
2:i1-i2+i3=0
3:v0+v1-v2=0
4:v0-v1-v3-v4=0
5:v2-v3+v4=0

国試第1回午後:第13問

乾電池6個を直列にして電源とする機器で、乾電池1個を誤って逆方向に入れた。正しいのはどれか。

1:機器には必ず保護回路が付いているので1個くらい逆に入れても問題はない。
2:消費電力が大きい機器では逆向きの電池が発熱して危険である。
3:逆向きの電池のために異常電圧が発生して機器が破損する。
4:逆向きの電池の中は電流は逆に流れないので出力電流は零になる。
5:逆向き電池では逆には導通しないので出力電圧は零になる。

国試第1回午後:第12問

図に示す回路の合成抵抗値は何Ωか。

1PM12-0
1:6
2:8
3:10
4:12
5:18

国試第1回午後:第11問

電気および磁気のシールド(遮蔽)について正しいのはどれか。

a:接地された良導体で完全に囲んだ領域の内部の電界の変動は、外部にほとんど影響を及ぼさない。
b:接地された良導体で完全に囲んだ領域の外部の電界のは、内部にほとんど影響を及ぼさない。
c:磁気シールドをするには、その領域をできるだけ透磁率が小さい材料で囲めばよい。
d:十分低い周波数の妨害については、その領域を誘電率が非常に大きい材料で囲めば電界も磁界もシールドされる。
e:十分高い周波数の妨害については、その領域を良導体で囲めば電界も磁界もシールドされる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第1回午後:第10問

磁気的な力について正しいのはどれか。

1:2本の平行導線に同方向に電流が流れていると、両者の間に反撥力が働く。
2:棒磁石を直線電流と平行においても、磁石は力を受けない。
3:2本の棒磁石を、T字形に配置しても、お互いに力は働かない。
4:電子が直線電流のそばを、これと同方向に走行しているとき、電子は直線電流から遠ざかる方向の力を受ける。
5:電流の流れている円形コイルの中心をコイル面と垂直に直線電流が貫いていると、円形コイルは直線電流を軸として回転するような力を受ける。

国試第1回午後:第9問

平行平板コンデンサについて正しいのはどれか。

a:極板面積を2倍にすると容量が2倍になる。
b:極板間距離を2倍にすると容量が2倍になる。
c:極板間に絶縁紙をはさむと容量が減少する。
d:正弦波交流電圧をかけると、流れる電流の位相は電圧に対して90°遅れる。
e:正弦波交流電圧をかけて、周波数を2倍にすると流れる電流は2倍になる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第8問

正負1クーロンの点電荷の間に働く吸引力は、電荷間の距離が2cmのとき、1cmの場合に比べて何倍か

1:変化しない。
2:2倍になる。
3:1/2になる。
4:1/4になる。
5:1/8になる。

国試第1回午後:第6問

サンプリング(標本化)周波数が1kHzのA/D変換器がある。これを用いると最高いくらまでの周波数成分をもつ信号をA/D変換できるか。

1:250Hz
2:500Hz
3:1kHz
4:2kHz
5:4kHz