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臨床工学に必要な医学的基礎の過去問

国試第27回午前:第3問

薬物について正しいのはどれか。

1:治療係数(LD50/ED50)が大きいほど安全性が低い。
2:血漿蛋白と結合したものは薬理作用をもたない。
3:坐薬投与では初回通過効果(first pass effect)を受ける。
4:経口(内服)投与の方が筋肉内注射よりも薬効持続時間が短い。
5:抗てんかん薬は治療薬物モニタリング(TDM)の対象とならない。

国試第27回午前:第1問

我が国の平成24年死因順位の第3位はどれか。

1:悪性新生物
2:心疾患
3:脳血管疾患
4:肺 炎
5:老 衰

国試第38回午前:第10問

5%ブドウ糖注射液500 mL中に含まれる熱量[kcal]はどれか。ただし、ブドウ糖1 gから4 kcalが発生するものとする。

1:10
2:50
3:100
4:250
5:500

国試第38回午前:第4問

薬物動態について正しいのはどれか。

1:筋肉内注射の効果発現までの時間は静脈内注射よりも短い。
2:静脈内注射の血中濃度持続時間は筋肉内注射よりも長い。
3:用量反応曲線の50%有効量とは臨床研究で50%の被験者に効果が出る用量である。
4:用量反応曲線の50%致死量とは動物実験で50%の動物が死亡する用量である。
5:生物学的半減期の4倍の時間が経過すると血中濃度は1/8になる。

国試第38回午前:第1問

人間を対象とする医学研究の倫理的原則について述べたのはどれか。

1:ヒポクラテスの誓い
2:ヘルシンキ宣言
3:ジュネーブ宣言
4:サンフランシスコ宣言
5:ウイーン宣言

国試第38回午前:第3問

タンパク質の構造について誤っているのはどれか。

1:ペプチド結合したアミノ酸の配列を一次構造という。
2:$\alpha$ヘリックスは二次構造の形態の一つである。
3:アミノ酸鎖が折りたたまれた立体構造を三次構造という。
4:強酸や強塩基でpHを変化させると構造が変化する。
5:ヘモグロビンの構造は3つのサブユニットからなる。

国試第38回午前:第2問

臨床工学技士法における臨床工学技士について正しいのはどれか。

a:内閣総理大臣から免許を受ける。
b:名称独占について記載されている。
c:チーム医療の理念と役割が条文に盛り込まれている。
d:医師の指示なしに人工心肺装置の操作を行うことができる。
e:医師の指示なしに人工呼吸器の設定変更を行うことができる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第37回午後:第75問

未分画ヘパリンによって活性が阻害される凝固因子はどれか。

1:フィブリン(第Ⅰa因子)
2:トロンビン(第Ⅱa因子)
3:第Ⅲ因子
4:第XII因子
5:第XIII因子

国試第26回午後:第2問

臨床工学技士が行ってよいのはどれか。

a:気管挿管
b:人工呼吸装置使用時の喀痰吸引
c:留置カテーテルからの採血
d:内シャント穿刺
e:動脈穿刺
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第26回午後:第4問

炎症と関連が低いのはどれか。

1:発 赤
2:冷 感
3:腫 脹
4:疼 痛
5:機能障害

国試第26回午後:第3問

薬物の投与経路による血中濃度推移を図に示す。 持続点滴静注はどれか。

26PM3-0
1:A
2:B
3:C
4:D
5:E

国試第26回午後:第1問

我が国の人口統計(平成18年から22年)で正しいのはどれか。

1:悪性新生物の粗死亡率は10万人あたり約50人である。
2:年齢調整死亡率は粗死亡率よりも高い。
3:1年間の死亡数は100万人を超えている。
4:粗死亡率は男性よりも女性の方が高い。
5:死因別死亡率の第1位は脳血管疾患である。

国試第37回午後:第6問

正しいのはどれか。

a:プログラムされた細胞死をネクローシスという。
b:凝固壊死はアポトーシスの一種である。
c:出血は炎症の4徴の一つである。
d:肉芽組織の形成は創傷治癒過程の第1相である。
e:液性免疫はB細胞を介する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第37回午後:第4問

治験の説明として適切でないのはどれか。

1:新薬の承認申請を目的とする。
2:Good Clinical Practice(GCP)に従う。
3:Institutional Review Board(IRB)の審査が必要である。
4:被験者からの同意を口頭で得る。
5:実施途中で同意の撤回ができる。

国試第37回午後:第5問

急性炎症が慢性期に移行したことを示唆する所見はどれか。

1:好中球の遊走
2:血管透過性の亢進
3:液性成分の滲出
4:組織圧の上昇
5:線維芽細胞の増殖

国試第37回午後:第1問

感染症法に定められている1類感染症でないのはどれか。

1:エボラ出血熱
2:マールブルグ病
3:痘そう(天然痘)
4:鳥インフルエンザ(H5N1)
5:ペスト

国試第26回午前:第4問

薬物の生物学的半減期を延長させるのはどれか。

a:消化管からの吸収能力の低下
b:血液から各組織への移行速度の低下
c:肝臓の代謝能力の低下
d:腎臓の排泄能力の低下
e:総投与量の減少
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第26回午前:第3問

酵素の働きにおいて最もよくみられる基質濃度と反応速度の関係はどれか。ただし、両軸は等分目盛とする。

26AM3-0

国試第26回午前:第1問

個人情報保護について誤っているのはどれか。

1:患者の住所は保護の対象となる。
2:院内で患者の治療のためにスタッフ間で情報共有する場合は対象外である。
3:五十音順に並べられた患音名の一覧表は保護の対象となる。
4:コンピュータで検索可能な状態にされた患者名データは保護の対象となる。
5:死亡した患者名の一覧表は保護の対象となる。

国試第26回午前:第2問

公的医療保険で誤っているのはどれか。

1:現物給付である。
2:患者負担割合は一律3割である。
3:保険点数は実施した診療行為ごとに定められている。
4:大きくは被用者保険、国民健康保険、後期高齢者医療に分けられる。
5:我が国では国民皆保険が実現されている。