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血液透析療法の過去問

国試第8回午後:第59問

血液浄化療法について誤っているのはどれか。

1:連続的腹膜透析は低分子量物質の除去能に優れている。
2:血液濾過法は血液透析に比べて不均衡症侯群の発症は少ない。
3:血液吸着療法は薬物の除去に有効である。
4:血漿交換には中空糸型濾過器が最も多く用いられている。
5:血漿交換療法は自己免疫疾患の治療に適用される。

国試第27回午前:第75問

血液浄化について正しい組合せはどれか。

a:血漿吸着 全血から分離した血球成分を吸着器に潅流する。
b:血液濾過 全血から逆浸透膜を用いて濾液を除去する。
c:細胞分離 血液中の細胞成分を除去する。
d:直接血液吸着 全血を直接吸着器に潅流する。
e:血液透析 膠質浸透圧差を利用して除去する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

ME2第36回午前:第52問

血液浄化法について誤っているのはどれか。

1:腹膜透析は中分子量物質の除去能力に優れている。
2:血液透析は小分子量物質の除去能力に優れている。
3:血液濾過は中・大分子量物質の除去能力に優れている。
4:血液透析ではタンパク質の喪失が少ない。
5:血液濾過は血漿浸透圧変化が生じやすい。

国試第25回午後:第42問

透析装置(コンソール)の日常点検項目はどれか。

a:バスキュラーアクセスの状態
b:漏れ電流
c:除水ポンプの精度
d:パトランプの点灯
e:バッテリの残量
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第21回午後:第66問

血管アクセスについて正しいのはどれか。

a:第一選択は人工血管を用いた内シャントである。
b:動脈表在化は心不全患者に用いられる。
c:スチール症候群ではシャントによって末梢循環障害を生じる。
d:シャント動静脈瘤は石灰化するので手術適応はない。
e:カフ付トンネルカテーテルによって感染は防止される。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第21回午後:第67問

透析中に血流量低下が認められたときの対処法として正しいのはどれか。

a:穿刺側の肢位を正す。
b:穿刺針の固定を調整する。
c:透析液流量を下げる。
d:頭を高くして左側臥位をとる。
e:血液回路をフラッシュする。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第21回午後:第65問

透析のモニタリングについて正しいのはどれか。

a:透析液濃度は電導度で測定する。
b:スケルーベッドを除水速度の計測に用いる。
c:透析器の漏血の検出には紫外線の減衰率を用いる。
d:透析液の温度測定は1か所で行う。
e:コンソールには自動血圧計を組み込まなければならない。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第36回午後:第78問

慢性維持血液透析の治療指標で無次元数はどれか。 

1:除去量 
2:クリアスペース 
3:Kt/V 
4:タンパク異化率 
5:腎相当クリアランス 

国試第21回午後:第61問

ダイアライザに使われている透析膜の素材はどれか。

a:ポリウレタン
b:ポリテトラフルオロエチレン
c:セルロースアセテート
d:ポリエステル系ポリマーアロイ
e:エチレンビニルアルコール重合体
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第36回午後:第76問

緊急透析用バスキュラーアクセスとして最も利用されるのはどれか。 

1:カテーテル法 
2:自己血管内シャント 
3:人工血管内シャント 
4:動脈表在化 
5:動脈直接穿刺 

ME2第31回午後:第35問

透析装置で気泡検知計を必ず設置しなければならないのはどこか。

1:脱血(動脈)側ライン
2:返血(静脈)側ライン
3:透析液供給ライン
4:透析液排液ライン
5:生理食塩液ライン

国試第36回午後:第75問

血液透析施行中、常時監視すべき項目はどれか。 

a:血漿浸透圧 
b:気泡 
c:漏血 
d:透析液圧 
e:透析液エンドトキシン濃度 
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第36回午後:第74問

血液浄化に関連して正しい組合せはどれか。 

a:限外濾過溶質の濃度差による移動 
b:拡散圧力差による移動 
c:浸透溶媒の移動 
d:半透膜細孔によるふるい分け 
e:吸着吸着材への溶解 
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第21回午後:第59問

ダイアライザに関して正しいのはどれか。

1:ポリスルホン膜は対称性構造を持つ。
2:積層型はもちいられていない。
3:中空糸型では血液と透析液は同じ方向に流れる。
4:中空糸束の中心部ほど透析液が流れやすい。
5:滅菌にはガンマ線が用いられている。

国試第21回午後:第58問

血液浄化の原理で誤っているのはどれか。

1:分泌
2:拡散
3:吸着
4:浸透
5:限外濾過

国試第25回午前:第78問

バスキュラーアクセスで正しいのはどれか。

1:動脈表在化法の合併症にスチール症候群がある。
2:作成の第一選択は自己血管を用いた内シャントである。
3:静脈カテーテルの穿刺部位として外頸静脈が選択される。
4:合併症で最も頻度が高いのは感染である。
5:最も多く用いられている人工血管はポリウレタン製である。

国試第25回午前:第79問

透析液について誤っているのはどれか。

1:カプラは定期的に消毒する。
2:透析液ナトリウム濃度を上昇させると血圧が安定する。
3:透析液に用いる原水は水道法による水質基準を満たす必要がある。
4:エンドトキシン捕捉フィルタは細菌も捕捉する。
5:水処理装置は上流から逆浸透、活性炭吸着、硬水軟化装置の順である。

国試第25回午前:第76問

ポリスルホン膜で正しいのはどれか。

a:対称構造を持つ。
b:陰性荷電膜である。
c:我が国で最も使われている透析膜である。
d:セルロース膜より透水性が高い。
e:アンギオテンシン変換酵素阻害薬は併用禁忌である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第25回午前:第74問

血液浄化の原理で誤っているのはどれか。

1:吸 着
2:浸 透
3:拡 散
4:濾 過
5:分 解

国試第25回午前:第75問

ダイアライザで正しいのはどれか。

1:限外濾過率は透水性を表す指標である。
2:クリアランスは血流量の影響を受けない。
3:ふるい係数が大きい溶質は膜透過しにくい。
4:透析液は中空糸束の中心部ほど流れやすい。
5:膜面積が大きいと不均衡症候群は起きにくい。