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医用機械工学の過去問

国試第3回午前:第54問

誤っているのはどれか。

a:流体のずり応力とずり速度の比を粘性率という。
b:粘性が流速や圧力などにより変化する流体をニュートン流体という。
c:ハーゲン・ポアゼイユの公式では流量は流体の粘性率に比例する。
d:粘性率が0の流体を完全流体という。
e:層流から乱流に変わる境界におけるレイノルズ数を臨界レイノルズ数という。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午前:第52問

定常流の性質で正しいのはどれか。

1:ある断面を単位時間内に通過する流体の量が時間的に変化しない。
2:流速がどこでも同じ値をとる。
3:連続の方程式が成り立つ。
4:ずり速度がどこでも同じ値をとる。
5:流線が時間的に変化しない。

国試第2回午前:第64問

誤っているのはどれか。

1:非ニュートン流体では粘性係数は速度こう配に依存する。
2:ポアゼイユの流れでは流速は管径、管長、両端での圧力差に依存する。
3:レイノルズ数は層流から乱流へ変わる限界を示す。
4:ヤング率は伸びの弾性係数の逆数である。
5:音響インピーダンスは密度と音速の積で表される。

国試第3回午前:第51問

バネ定数kのバネに質量mのおもりをつるして振動させた。おもりに抵抗(-2δx)が働く場合、正しいのはどれか。

a:この運動はおもりの位置xについて mx+2δx+kx=0 で表される。
b:振動数は一定であるが振幅が時間とともに小さくなる。
c:振幅は一定であるが振動数が時間とともに小さくなる。
d:おもりの振動は強制振動である。
e:xはおもりの加速度を表す。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午前:第50問

振幅が時間とともに減少する振動を表すのに最も適切なのはどれか。

1:単振動
2:減衰振動
3:強制振動
4:調和振動
5:自由振動

国試第3回午前:第49問

質量mの物体に外力Fが作用したときの加速度をaとすれば、正しい運動方程式はどれか。

1:F=1/2・ma
2:F=ma2
3:3.F =-ma2
4:F=ma
5:F=a/m

国試第2回午前:第60問

熱力学について誤っているのはどれか。

1:熱力学では、熱はエネルギーの一種であると考える。
2:熱量を加えると系の内部エネルギーは増加する。
3:断熱変化では、熱の出入りがないので内部エネルギーは常に一定である。
4:摩擦を伴う現象はすべて不可逆変化である。
5:熱力学第二法則は、熱エネルギーを完全には仕事に変換できないことを意味する。

国試第2回午前:第54問

誤っているのはどれか。

a:動脈中の血流は定常流である。
b:全血は非ニュートン流体である。
c:血管の弾性は加齢により変化する。
d:圧脈波の反射は血管の分岐などにより起こる。
e:収縮期圧と拡張期圧の圧力差を平均圧という。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午前:第59問

気体の性質について正しいのはどれか。

a:気体定数は、気体の種類によって異なる。
b:理想気体ではボイル・シャルルの法則が成り立つ。
c:理想気体では圧力と体積の積は絶対温度に比例する。
d:一定量の理想気体を一定体積に保つとき、温度を10°Cから100°Cに変化させれば、圧力は10倍になる。
e:理想気体では圧力と温度のみから体積が求められる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午前:第58問

超音波について正しいのはどれか。

a:振動数16kHz以上20kHz以下の音をいう。
b:振動数の低い超音波は鋭い指向性を示す。
c:超音波は液体、個体および気体中を伝搬する。
d:超音波の波長は振動数と音速で定まる。
e:超音波は、吸収、反射、散乱されながら伝搬する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第2回午前:第57問

正しいのはどれか。

a:音の強さのレベルをdB(デシベル)で表すことができる。
b:dB値は音の強さの対数に比例する。
c:80dBの音の強さは、60dBの音の強さの20倍である。
d:ホン(phon)は振動数の単位である。
e:感覚上の音の大きさは、音の強さだけでは定まらない。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第2回午前:第56問

音の伝搬について正しいのはどれか。

a:水中では粗密波は伝搬しない。
b:空気中でも水中でも横波は伝搬しない。
c:水中の音速は約1,500m/secである。
d:空気中の音速は温度に依存する。
e:水中の音速は空気中の音速より小さい。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第2回午前:第53問

密度が一定の完全流体が、水平に置かれた管内を定常流で流れている。誤っているのはどれか。

a:ベルヌーイの定理が成り立つ。
b:静圧と動圧の和を全圧という。
c:静圧と動圧は常に等しい。
d:静圧は流体の速度に比例する。
e:動圧は流体の密度に比例し、速度の2乗に比例する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午前:第52問

剛体円管内の流れについて誤っているのはどれか。

1:流線が時間的に変化しない流れを定常流という。
2:管の両端の圧力差が一定のとき、流体の粘性率が高くなると流量は増加する。
3:管の長さが長くなると流れの抵抗は増加する。
4:レイノルズ数は無次元数である。
5:レイノルズ数が100であるとき、流れは層流である。

国試第2回午前:第51問

機械要素として誤っているのはどれか。

a:拘束要素としてベアリング、チェーン、歯車などがある。
b:締結要素としてボルト、ナット、軸継手などがある。
c:潤滑剤は摩擦抵抗と摩耗を減らす。
d:ピニオン・ラックは回転運動を直線運動に変換する歯車の一種である。
e:ボルトやナットのねじ山の数が多すぎるとねじ山にかかる荷重が大きくなり破断する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午前:第50問

断面積Aの円柱状の棒を力Fで引っ張ると伸びるが、力を除くと元の状態に戻る。引張応力について正しいのはどれか。

1:Aに比例し、Fに反比例する。
2:Aに反比例し、Fに比例する。
3:AおよびFに比例する。
4:Fに比例し、Aには依存しない。
5:棒の性質に依存する。

国試第2回午前:第49問

機械的振動について誤っているのはどれか。

a:単振動とは振幅および振動数が一定の周期的振動のことである。
b:単振動の振動数は振動の周期に比例する。
c:強制振動とは振幅が時間とともに指数関数的に減少する振動のことである。
d:単振動において振動の速度に比例する抵抗力が作用すると減衰振動になる。
e:減衰振動では振幅の隣合う極値の絶対値は等比級数的に減衰する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午前:第60問

波動について正しいのはどれか。

a:二つの波動が重なると波動の散乱が起こる。
b:縦波と横波の伝搬速度は同じである。
c:波動の伝搬速度をv、振動数をf、波長をλとするとv=λfである。
d:波動の干渉によって周期的な腹と節を有する定常波が生じる。
e:弾性体の棒の中を伝わる縦波の伝搬速度はヤング率の平方根に反比例する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午前:第59問

超音波について誤っているのはどれか。

1:振動数20kHz以上の音波のことである。
2:波動の緩衝を起こしたり、吸収、反射、散乱されながら伝搬する。
3:振動数が高いほど指向性が鋭い。
4:2MHzの超音波の波長は生体中で約7mmである。
5:強力な超音波を液体中に照射するとキャビテーションを起こす。

国試第1回午前:第58問

ニュートン流体について正しいのはどれか。

a:ずり速度とずり応力は比例する。
b:見かけの粘性はずり速度とともに変化する。
c:キャッソン降伏値を有する。
d:塑性流動を示す。
e:血漿はほぼニュートン流体と考えてよい。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e