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医用機器安全管理学の過去問

国試第1回午後:第83問

接地洩れ電流を測定する際、測定器は図に示すA~Eのどの間に入れればよいか。ただし、測定は装置を動作状態にして行う。

1PM83-0
1:A-B間
2:B-C間
3:C-D間
4:D-E間
5:E-A間

国試第1回午後:第82問

医用電気機器の漏れ電流測定回路(DM回路)の抵抗RとコンデンサCの役割はどれか。

1:漏れ電流波形の平滑値を得る。
2:人体の血液インピーダンスを等価的に模擬する。
3:衝撃的漏れ電流から高感度電圧計を保護する。
4:人体の電撃に対する反応閾値の周波数特性を模擬する。
5:医用電気機器からの不要高周波成分を除去する。

国試第1回午後:第81問

非接地配電方式について正しいのはどれか。

a:1線の地絡時にも電源の供給を確保することを目的としている。
b:絶縁監視装置(アイソレーションモニタ)は必要ではない。
c:一つの医用機器の絶縁不良事故で容易に停電を生じる。
d:絶縁トランスが設備側にあるため、機器故障時に洩れ電流は増加する。
e:手術室やICUのように生命維持管理装置を使う場所には設置することが望ましい。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第80問

固定電源コードを使用していない追加保護接地線の抵抗が20Ω/kmであるとすると、JISで許容されるコードの長さの上限は約何mか。

1:1
2:5
3:10
4:20
5:50

国試第1回午後:第79問

等電位化接地(EPR)システムにおいて、すべての金属表面間の電位差を何mV以下にすることが要求されるか。

1:1
2:5
3:10
4:20
5:50

国試第1回午後:第78問

病院の等電位化接地(EPRシステム)として適切なのはどれか。

a:すべての機器・露出金属部を0.05Ωの導線で一点に集中接地した。
b:EPRシステムを設置した部屋のすべての金属表面間の電位差の最大値は5mVであった。
c:心臓カテーテル室、心臓手術室、CCUのうち心臓カテーテル室のみEPRシステムを設置した。
d:金属ベッドは医用機器でないので接地しなかった。
e:患者から2mの位置のテレビを追加保護接地線で接地センタのEPRポイントにつないだ。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第1回午後:第77問

医用電気機器のクラス別分類または形別分類に関する説明について正しいのはどれか。

a:クラスI機器は追加保護手段として保護設置を必要とする。
b:クラスII機器の場合は保護接地を必要としない。
c:内部電源機器は外部電源位接続することもできる。
d:心臓に適応可能なME機器はC形である。
e:クラス0I機器は医用には使用することができない。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第76問

医用機器使用上の安全問題について誤っているのはどれか。

a:電気的安全についてだけを考慮すればよい。
b:電気による事故として電撃以外に過大エネルギーによる熱傷なども生じる。
c:生命維持管理装置の使用に当たっては非常電源設備とその稼動体制が必要である。
d:機器の信頼性低下などによる間接的な事故要因にも注意する。
e:機器を多数使用する場合でも個々の機器の安全性や信頼性に注意すれば全体としての安全を保つことができる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第75問

電撃について誤っているのはどれか。

a:心臓カテーテル検査用機器にはミクロショックを防ぐために特別の安全規格が必要である。
b:電撃を受けるのは人体内部が電気を良く通すことによる。
c:心室細動を起こす電流閾値はミクロショックとマクロショックで異なり、その大きさの比はおよそ1:100である。
d:電気メスで大電流を患者に流してもショックを受けないのは低周波を使用しているからである。
e:体表から100mAの商用交流電流が流れ込むと心室細動が発生することがある。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第74問

電撃について正しいのはどれか。

1:人体の反応は流れる電流の周波数には無関係である。
2:His束心電図検査は心臓に直接電流が流れ込み、心室細動が発生しないよう注意して行われる。
3:皮膚に0.01mAの商用交流電流が流れるとビリビリと感じる。
4:体表から受ける電撃により起こる事故死の多くは心筋症によるものである。
5:ミクロショックの場合数μAの交流電流でも危険である。

国試第1回午後:第73問

臨床工学技士が行ってはならないのはどれか。

1:病院における医用機器・医用システムの安全確保
2:医療従事者に対するME教育・訓練への協力
3:各種ME機器を使用した診断
4:トランスジューサの研究開発のための協力
5:ME機器の規格作成に対する協力

国試第1回午後:第65問

フローティング型の電気メスについて正しいのはどれか。

a:高周波分流の対策を目的としている。
b:装置本体のアースをとる必要がある。
c:対極板を用いる必要がない。
d:停電時でも使用できる。
e:電気メスの切れ味はやや低下する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第64問

電気メスの高周波分流による熱傷の原因となりうるのはどれか。

a:対極板のコードを長くとり、コイル状にたるみをつける。
b:大きな対極板を装着する。
c:心電図電極用ペーストを対極板に使用する。
d:肩甲骨付近に対極板を装着する。
e:接地された金属部分に患者が接触している。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第1回午後:第62問

レーザ手術装置使用時に起こりやすい事故として誤っているのはどれか。

1:網膜損傷
2:熱 傷
3:火災・爆発
4:有毒ガスの発生
5:不整脈の発生

国試第1回午前:第72問

体内植込み電子装置の動作に対する影響が無視できるのはどれか。

1:電磁波
2:機械的応力
3:気 温
4:組織反応
5:体液侵入

国試第1回午前:第68問

低周波電流の生体影響の限界電流値として誤っている組合せはどれか。

a:体内から心臓に流すと心室細動が起こる。・・・・・1μA
b:体内から心臓に流すと心室細動が起こる。・・・・・100μA
c:体外から流すと電流刺激を感じる。・・・・・・・・・・・1mA
d:体外から流すと不随意運動を生ずる。・・・・・・・・10mA
e:体外から流すと心室細動を生じる。・・・・・・・・・・10A
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午前:第47問

エチレンオキサイドガス滅菌について正しいのはどれか。

1:エチレンオキサイドガスは常温、常圧では液体である。
2:エチレンオキサイドガスは爆発性ではない。
3:非滅菌材料は始終よく乾燥させておく。
4:エチレンオキサイドに窒素が混入すると滅菌力は失われる。
5:滅菌後の材料は、清浄空気で洗浄(エアレーション)されなければならない。

国試第1回午前:第18問

ICUに常備すべき器具、装置はどれか。

a:救急蘇生用具
b:人工呼吸器
c:除細動器
d:超音波吸引装置(超音波メス)
e:コンピュータ断層撮影(CT)装置
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第1回午前:第16問

たとえ医師の指示があっても、臨床工学技士が行ってはならない業務はどれか。

a:気管内挿管
b:血液浄化装置の穿刺針のシャントへの接続
c:導出電極の皮膚への接続
d:人工呼吸用マスクの患者への接続
e:人工心肺装置用カニューレの血管への接続
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午前:第15問

臨床工学技士の取扱う生命維持管理装置でないのはどれか。

1:直流除細動装置
2:血液透析装置
3:人工呼吸器
4:超音波診断装置
5:体外式心臓ペースメーカ