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医用機器安全管理学の過去問

国試第2回午後:第77問

ME機器の保守点検について正しいのはどれか。

a:定期点検の主な点検項目として、電気的な安全性試験、電気的特性試験、機械的特性試験などがある。
b:始業点検と故障点検のことを日常点検という。
c:始業点検の目的として最も重要なものは、機器故障の原因究明である。
d:保守点検におけるチェックリストは定期点検時のみ必要である。
e:機器を廃棄処分にするかどうかの判定は、ベンチテストや臨床的評価による性能評価結果と安全性評価結果に基づいて行わなければならない。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午前:第82問

交流雑音防止に直接関係しないのはどれか。

1:同相弁別比
2:帯域除去フィルタ
3:防音装置
4:接地
5:シールドルーム

国試第3回午前:第69問

誤っているのはどれか。

1:神経、骨格筋、心筋などは電流によって刺激されると興奮する。
2:高周波電流では周波数が高くなるほど刺激作用は減る。
3:体表面から低周波電流を流した場合、10mA程度で心室細動が生じる。
4:体内から心臓に低周波電流を流した場合、100μA程度で心室細動が生じる。
5:高周波電流の加熱作用は治療にも用いられる。

国試第2回午後:第76問

B形装着部を有する心電計の正常状態における接地洩れ電流を、高感度交流電圧計と人体の電気的等価インピーダンスを模擬した回路により測定した。 洩れ電流が許容範囲内であるときの電圧計の読みは何mV以下か。

1:10mV
2:50mV
3:100mV
4:500mV
5:1000mV

国試第2回午後:第75問

図に示すME機器の洩れ電流の種類について正しいのはどれか。

2PM75-0
a:1は装着部にのった電源電圧による患者洩れ電流である。
b:2は外装洩れ電流である。
c:3は信号入出力部にのった電源電圧による患者洩れ電流である。
d:4は装着部から大地へ流れる患者洩れ電流である。
e:5は接地洩れ電流である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第2回午後:第74問

JIS-T-1001「医用電気機器の安全通則」、JIS-T-1002「病院電気設備の安全基準」について正しいのはどれか。

a:形別装着部の分類は保護手段のみに基づいている。
b:非常電源はその電源供給継続時間のみにより一般、特別、瞬時特別に分類されている。
c:CF形機器では正常状態での患者洩れ電流を10μA以下に抑えている。
d:等電位化接地では患者の接触可能なすべての金属表面の電位差を10mV以下にしている。
e:接地ピン付きの3Pプラグのついた機器はすべてクラスI機器である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午後:第73問

医用電気機器の装着部の形別分類について正しいのはどれか。

a:BF形装着部は体表にのみ適用できる。
b:BF形装着部ではミクロショックを防止することができない。
c:CF形装着部の許容患者洩れ電流はBF形装着部のそれの1/10以下である。
d:直接心臓に適用できる装着部としてB形がある。
e:体表にのみ適用する機器の許容患者洩れ電流は最少感知電流の1/100以下である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第3回午前:第66問

エチレンオキサイドガスを用いた減菌法の加温で適切な温度はどれか。

1:55°C
2:115°C
3:121°C
4:126°C
5:150°C

国試第2回午後:第72問

高(気)圧酸素療法を受ける患者のための安全対策として適切でないのはどれか。

1:火災の予防
2:減圧症の防止
3:耳抜きの訓練
4:全身の洗浄
5:治療中の緊密な連絡

国試第3回午前:第64問

高圧蒸気滅菌法を用いることができるのはどれか。

1:大動脈内バルーンカテーテル
2:ペースメーカ
3:膜型人工肺
4:体外循環回路
5:鋼製持針器

国試第2回午前:第4問

臨床工学技士が操作を行うことができるのはどれか。

a:治療用エックス線装置
b:体外式心臓ペースメーカ
c:高気圧治療装置
d:結石破砕器
e:レーザメス
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午前:第3問

医師の指示の下に臨床工学技士が行うことのできるのはどれか。

a:人工呼吸回路の気管カニューレからの除去
b:気管内挿管
c:大動脈内バルーンポンプカテーテルの血管への挿入
d:血液浄化装置の穿刺針のシャントへの接続
e:導出電極の皮膚への装着
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第2回午前:第1問

臨床工学技士として適切でないのはどれか。

a:生命維持管理装置を身体へ接続する際に、苦痛がないかを患者に尋ねた。
b:生命維持管理装置の操作中の異常はすべて患者に伝えるよう心掛けた。
c:患者の病気の予後について、できる限り詳しく本人に教えるよう努めた。
d:患者の会社の上司に対し、患者の病状をありのままに詳しく説明した。
e:臨床工学技士としての仕事を退職した後も、患者の秘密を守り通した。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第1回午後:第90問

酸素ボンベの取扱について誤っているのはどれか。

a:ボンベは重くて細長いため倒して保存する。
b:引火事故を防ぐために赤く塗ったボンベを使用する。
c:ボンベの周囲2m以内に火気を置かない。
d:ボンベは40°C以下の環境で保存する。
e:麻酔器との接続部の洩れに対してパッキングを用いる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第89問

ピンインデックスを用いる目的として正しいのはどれか。

1:酸素の供給停止を警告するため。
2:ホースアセンブリと医療配管のアウトレットの誤接続を防止するため。
3:液化酸素を気化するため。
4:麻酔回路内の炭酸ガスを吸収するため。
5:圧縮空気の除塵のため。

国試第1回午後:第88問

CCUにおけるシステム安全の達成のための処置として適切でないのはどれか。

1:過去の事故情報を収集し、FTA(故障の樹分析)を行った。
2:操作に関する不十分な取扱説明書を改訂した。
3:人間工学的安全対策を取り入れた。
4:医療現場で起こった事故はすべてフィードバックして分析しうるような体制をとった。
5:すべての機器について、異常状態を検出し機器の作動を即時停止するようにした。

国試第1回午後:第87問

定期点検について誤っているのはどれか。

a:計画的に行う。
b:医用機器の性能について点検する。
c:医用機器の安全性について点検する。
d:チェックリストは不要である。
e:機器の故障の原因究明のために行う。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第86問

生命維持管理装置の始業点検について正しいのはどれか。

a:機器を操作する医療従事者が行う。
b:安全に関する必要な処置の確認を行う。
c:信頼性に関して重要な性能の確認を行う。
d:装着部を患者に接続しておこなう。
e:劣化の早期発見を主目的とする点検である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第1回午後:第85問

人工呼吸器を使用中に故障が発見された。通常、直ちに行われるのはどれか。

a:使用中の人工呼吸器を分解して調べる。
b:患者に異常が起きていないかを調べる。
c:人工呼吸器を別のものと取り替える。
d:機器の製造業者に連絡する。
e:故障状態を記録する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午後:第84問

接地線の点検について誤っているのはどれか。

a:線の色が黄と緑の縞になっていることを確認する。
b:接地線の抵抗はテスタの抵抗レンジによって正確に測定できる。
c:簡易接地線抵抗測定法はジュールの法則に基づいている。
d:接地抵抗は0.1Ω以下であればよい。
e:接地線抵抗測定は4端子法で行う。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e