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生体機能代行装置学の過去問

国試第8回午後:第45問

大動脈バルーンパンピング(IABP)について正しいのはどれか。

a:心電図トリガでは確実なR波を得るようにする。
b:動脈圧トリガではノッチ付近でバルーンを膨張させる。
c:使用するガスとして応答性の良いのは二酸化炭素である。
d:バルーンカテーテルを血管内に挿入することをラッピングという。
e:IABPにより動脈の拡張期圧は高くなる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第8回午後:第44問

人工心肺により体外循環を開始したところ脱血が不能であった。 行うべき処置として正しいのはどれか。

a:落差が適切かどうか確認する。
b:脱血回路が鉗子で遮断されていないか確認する。
c:脱血カニューレ挿入部位の点検を術者に依頼する。
d:思者の頭部を低位にする。
e:逆行性に脱血カニューレから送血する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第8回午後:第43問

人工心肺装置の血液に及ぼす影響について正しいのはどれか。

a:ローラポンプによりチューブが完全に圧閉される場合は血球が破壊される。
b:ACTが400~600秒の場合、血液の抗凝固性が維持される。
c:血液温の低下で血液粘度は低下する。
d:径が太い送血カニューレでは血液成分に対する損傷が大きい。
e:熱交換器での血液と加温水の温度差が10°C以上では血球が破壊されやすい。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第3回午後:第54問

透析器(有効膜面積2.0m2 )を用い、血流量200ml/min、圧力200mmHgで3分間ECUMを行い130mlの濾液が得られた。濾過係数(ml/hr/m2/mmHg)として正しいのはどれか。

1:13
2:6.5
3:3.3
4:2.2
5:1.6

国試第8回午後:第41問

体外循環について正しいのはどれか。

a:体外循環では末梢循環に非生理的灌流がある。
b:大静脈からの脱血には強い陰圧を用いる。
c:血液フィルタを人工肺の直前に挿入する。
d:無血体外循環では自己血回収装置を用いる。
e:至適灌流量は末梢血管抵抗などを基にして決める。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第3回午後:第53問

血奬交換法が有効なのはどれか。

a:薬物中毒
b:卒中
c:心筋梗塞
d:劇症肝炎
e:高コレステロル血症
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第3回午後:第52問

透析器に用いられる中空紙のおおよその内径はどれか。

1:1mm
2:200μm
3:50μm
4:8μm
5:0.2μm

国試第6回午前:第43問

正しいのはどれか。

a:SIMVは人工呼吸器からの離脱に用いられる。
b:SIMVはIMVよりもファイティングを起こしにくい。
c:MMVでは患者の自発呼吸が低下すると低換気に陥る。
d:IRVでは呼気時間の方が吸気時間より長くなる。
e:プレッシャーサポートは患者自身の呼吸仕事量を軽減させる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第3回午後:第51問

通常用いられる透析液電解質(mEq/ L)で誤っているのはどれか。

a:N :130~140
b:K+ : 4.0~5.0
c:Ca2+ : 4.5~5.5
d:HCO3- : 16~20
e:Mg2+ : 1.0~1.5
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第8回午後:第40問

体外循環に用いられる血液ポンプについて誤っているのはどれか。

a:遠心ポンプでは末梢血管抵抗により流量が変化する。
b:遠心ポンプは拍動流型ポンプである。
c:ローラポンプには逆止弁が必要である。
d:ローラポンプではローラ回転速度により送血量を調節できる。
e:大動脈バルーンパンピング(IABP)併用により定常流型ポンプで拍動流が得られる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第42問

PEEPについて誤っているのはどれか。

a:機能的残気量を増加させる。
b:静脈潅流を減少させる。
c:尿量を増加させる。
d:脳圧を低下させる。
e:肺胞をつぶれにくくする。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第40問

誤っているのはどれか。

a:重症筋無力症の急性増悪はICU入室の適応である。
b:慢性呼吸不全の急性増悪はICU入室の適応である。
c:肺シャントは肺の酸素加能に影響を及ぼす。
d:酸素療法には換気を改善する直接的な作用がある。
e:自発呼吸のない患者にはIMVを用いる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第8回午後:第39問

体外循環時のトラブルと処置との組み合わせで正しいのはどれか。

a:空気塞栓 ――――――――-― 上半身挙上
b:送血ポンプの停止 ――――-― 手動送血
c:代謝性アシドーシス ―------― 炭酸水素ナトリウム(重曹)投与
d:人工肺の故障 ――――――― 心臓マッサージ
e:低体温からの復温 ――――-― 急速加温
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午後:第49問

自己免疫疾患の治療法として用いられているのはどれか。

a:腹膜透析法
b:血液透析法
c:血液吸着法
d:血漿交換法
e:血液濾過法
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第8回午後:第38問

膜型人工肺について誤っているのはどれか。

1:多孔質膜では血液とガスとが直接に接触する。
2:均質膜ではガスは拡散によって移動する。
3:多孔質膜では長時間使用すると血漿が漏出する。
4:気泡型人工肺に比べて血液成分の変性が大きい。
5:補助循環の際に併用される。

国試第8回午後:第37問

人工肺を交換する要件として誤っているはどれか。

1:酸素加能の低下
2:血栓形成
3:除泡能の低下
4:熱交換器の過加熱
5:酸素回路の破れ

国試第3回午後:第48問

血液流量200ml/minで使用中の透析器の血液入口部および出口部の血清クレチニン濃度は、それぞれ15mg/dl,3.0mg/dlであったこの透析器のクレアチニン・クリアランス(ml/min)として正しいのはどれか。(ただし、限界濾過量は0とする。)

1:100
2:120
3:140
4:160
5:200

国試第8回午後:第36問

人工心肺装置運転中のモニタ項目として必要なのはどれか。

a:心電図
b:送血回路圧
c:送血血液温度
d:送血量
e:一回換気量
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第3回午後:第47問

正しいのはどれか。

a:ブラッドアクセス用のグラフトとしては、E-PTFEが最も広く用いられている。
b:内シャントでは短いカニュレを体内に留置する。
c:標準的内シャントとしては、とう骨動脈と尺側皮静脈との短絡が用いられる。
d:動脈表在化は心臓に対する負担が多い。
e:単針透析(single needle dialysis)では血流と同方向に穿刺する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午後:第45問

正しいのはどれか。

a:血液濾過では急激な除水により不均衡症状が起こりやすい。
b:ある溶質のふるい計数が1である血液濾過器では、その溶質はまったく除去できない。
c:血液濾過では後希釈法が現在広く用いられている。
d:ふるい計数0.5の溶質の血液濾過によるクリアランスは同一時間内の濾液量を超えない。
e:ECUMは血液濾過透析法の別名である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e