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熱現象の過去問

国試第8回午後:第77問

熱力学について正しいのはどれか。

a:熱力学の第一法則とは広い意味でのエネルギー保存則である。
b:熱力学の第二法則は、熱は完全に仕事に変換できることを意味している。
c:熱は低温体から高温体へ自ら移動できる。
d:物体が外圧に逆らって体積を増した場合内部エネルギーは増加する。
e:摩擦を伴う現象はすべて不可逆変化となる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第59問

正しいのはどれか。

a:熱力学では分子の位置エネルギーのみを扱う。
b:熱力学における不可逆変化とは何をしてもはじめの状態に戻れない変化のことである。
c:摩擦や熱伝導を伴う現象はすべて不可逆変化となる。
d:熱の一部を仕事にかえる装置を熱機関という。
e:熱力学では外部からエネルギーを与えなくても、低温体から高温体に熱移動できる可能性を示している。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第6回午前:第58問

正しいのはどれか。

a:熱の伝わり方には熱伝導、熱対流および熱放射(熱輻射)の三種類がある。
b:空気は銀に比べて熱伝導は大変よい。
c:熱対流は個体だけにみられる現象である。
d:高温の物質ほど波長の長い電磁波を出している。
e:熱放射は真空中でも起こる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午前:第60問

熱機関について正しいのはどれか。

1:熱エネルギーを発生させる機関。
2:高熱源から吸収したエネルギーの全部を仕事に変える機関。
3:高熱源から吸収したエネルギーの一部を仕事に変える機関。
4:仕事をすべて熱に変える機関。
5:仕事の一部が熱として消費されてしまう機関。

国試第3回午前:第59問

力学的エネルギーと熱エネルギーとの和が一定である性質を表すのはどれか。

1:断熱変化
2:熱力学第一法則
3:熱力学第二法則
4:可逆変化
5:内部エネルギーの変化

国試第3回午前:第58問

気体の圧力p体積V、物質量n、気体定数R、温度Tとしたときに成り立つ法則pV=nRTについて正しいのはどれか。

a:この法則はボイル・シャルルの法則と呼ばれる。
b:物質量nは単位体積あたりの気体の質量である。
c:気体定数Rは気体の種類によって異なる。
d:温度Tは絶対温度である。
e:この法則が成り立つ気体は理想気体または完全気体と呼ばれる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第2回午前:第60問

熱力学について誤っているのはどれか。

1:熱力学では、熱はエネルギーの一種であると考える。
2:熱量を加えると系の内部エネルギーは増加する。
3:断熱変化では、熱の出入りがないので内部エネルギーは常に一定である。
4:摩擦を伴う現象はすべて不可逆変化である。
5:熱力学第二法則は、熱エネルギーを完全には仕事に変換できないことを意味する。

国試第2回午前:第59問

気体の性質について正しいのはどれか。

a:気体定数は、気体の種類によって異なる。
b:理想気体ではボイル・シャルルの法則が成り立つ。
c:理想気体では圧力と体積の積は絶対温度に比例する。
d:一定量の理想気体を一定体積に保つとき、温度を10°Cから100°Cに変化させれば、圧力は10倍になる。
e:理想気体では圧力と温度のみから体積が求められる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午前:第54問

熱容量と比熱について誤っているのはどれか。

1:1gの物体の温度を1°C上昇させるのに必要な熱量を比熱という。
2:体積と比熱が等しく密度の異なる二つの物体では、密度の大きい物体の方が熱容量は大きい。
3:熱容量が等しく温度の異なる二つの物体を接触させると、熱平衡に達したとき、この二物体はそれぞれの最初の温度の平均の温度となる。
4:温度の等しい二つの物体を接触させると、比熱の大きい物体から比熱の小さい物体に熱が移動する。
5:一定の質量の気体の熱容量は、圧力や体積によって異なる。

国試第1回午前:第53問

熱力学について正しいのはどれか。

a:運動エネルギーをすべて熱に変換することはできない。
b:熱は完全に仕事に変換することができる。
c:熱が仕事に変換されるとき、エネルギー保存の法則は成り立たない。
d:不可逆過程においても、エネルギー保存の法則が成り立つ。
e:摩擦や熱伝導を伴う現象は不可逆変化である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第1回午前:第52問

圧力P、体積V、絶対温度T、気体定数Rとしたとき、ボイル・シャルルの法則PV=nRTの中のnの意味として正しいのはどれか。

1:気体の分子量
2:気体の物質量(モル数)
3:気体分子の原子数
4:標準状態の気体密度
5:アボガドロ数