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医用機器の安全管理の過去問

国試第3回午前:第2問

正しいのはどれか。

a:医師の誤った指示で臨床工学技士が装置を操作したため発生した事故に対し、臨床工学技士は法的責任を免れる。
b:看護婦が生命維持管理装置を操作することは、臨床工学技士法に触れる。
c:保健婦が人工呼吸器を操作することは臨床工学技士法に触れる。
d:臨床工学技士が機械の操作を誤って患者に被害を与えた場合、民事上の責任を問われることがある。
e:故意でなくても、誤って患者に被害を与えた場合には、刑事上の責任を問われることがある。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午前:第1問

臨床工学技士の職務について誤っているのはどれか。

1:ME機器の性能の十分な活用と安全を図ることが職務である。
2:医療行為には医師の指示が必要であるが、業務上のデータや状況は医師の求めがあったときにのみ報告すべきである。
3:業務上の医療過誤に対しては直接の責任を負わなければならない。
4:高度に専門的な職種であるが、業務に当たって看護婦や臨床検査技師など他の医療関係者と密接な連携をとるべきである。
5:患者に関する秘密尊重をうたった世界医師会のジュネーブ宣言を守らなければならない。

国試第2回午前:第72問

高圧蒸気滅菌法を用いることのできるのはどれか。

1:大動脈内バルーンカテーテル
2:ペースメーカ
3:膜型人工肺
4:鋼性持針器
5:体外循環回路

国試第2回午後:第90問

医療ガスの安全供給を維持するのに使用しないのはどれか。

1:マニフォールドシステム
2:遠隔警報板
3:ピンインデックスシステム
4:酸素濃度計
5:EPRシステム

国試第2回午後:第89問

ICUにおける医療ガス配管からの酸素の供給停止に対する処置について適切でないのはどれか。

a:ICUにいる医療従事者に酸素の供給が止まったことをすぐ知らせる。
b:酸素を使用している患者のもとに予備の酸素ボンベをすぐ持参する。
c:ICUにある酸素のシャットオフバルブをすぐ開ける。
d:院内にある人工呼吸器をすべてICUに集める。
e:病院設備の責任者に酸素の供給が止まったことをすぐ連絡する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午後:第88問

基本的な安全対策の一つとしてフールプルーフ機構として正しいものはどれか。

1:誤操作を行っても事故に結びつけないよう途中で防止する。
2:事故が起こる前に警報を出す。
3:誤操作ができないようにする。
4:事故が起こったときに正常状態に復帰する。
5:誤操作で生じた異常状態を悪化させる条件を除去する。

国試第2回午後:第31問

人工呼吸器のスィッチを入れたが全く作動しない。原因として考えられるのはどれか。

a:耐圧管の脱落
b:停電
c:呼気弁の故障
d:呼吸回路の狭窄
e:ヒューズ切れ
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第2回午後:第59問

皮膚を通して生体内へ伝達される物理的エネルギーによって、生体になんらかの不可逆的な障害を生じるといわれているエネルギーの密度の限界値はどれか。

1:1mW/cm2
2:10mW/cm2
3:100mW/cm2
4:1000mW/cm2
5:10000mW/cm2

国試第2回午後:第87問

ME機器の保守管理への対応方法として適切でないのはどれか。

1:当該ME機器に関する資料を集め整理保管する。
2:ME機器の安全に関する講習会を開く。
3:当該ME機器のチェックリストを作成する。
4:当該部門の電気設備について安全点検を行う。
5:使用しているME機器の故障のチェックはすべて製造業者にまかせる。

国試第2回午後:第86問

除細動器で感電事故が起こり点検の依頼があった。安全管理担当者がまず最初にとるべき処置として適切なのはどれか。

a:操作者の操作方法の詳細を調べる。
b:造業者へ連絡してすぐ来院するように依頼する。
c:電源コードを交換する。
d:同時にその患者に使用していた他のME機器を点検する。
e:洩れ電流を測定する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第2回午後:第85問

病院の電気設備について正しいのはどれか。

1:等電位接地を施した導電性部分と医用接地センタ間の電気抵抗は0.1Ω以下である。
2:非接地配線方式下で使用するME機器はアースをとる必要がない。
3:非接地配線方式では機器故障時に洩れ電流が高くなるという欠点がある。
4:医用接地方式では接地センタに接地抵抗100Ω以下の医用接地極をもうける。
5:等電位接地での患者環境は患者が占める場所から水平方向5m、床上高さ3mである。

国試第2回午後:第84問

CF形装着部を有する機器の洩れ電流の試験成績のうち、危険と考えられるのはどれか。

1:単一故障状態における接地漏れ電流 :0.7mA
2:正常状態における外装漏れ電流 :0.006mA
3:単一故障状態における外装漏れ電流 :0.41mA
4:正常状態における患者漏れ電流 :0.005mA
5:単一故障状態における患者漏れ電流 :0.062mA

国試第2回午後:第83問

ME機器のクラス別分類について正しいのはどれか。

a:内部電源機器では使用上の設備による制限はない。
b:クラスI機器の電源プラグとして3Pプラグが用いられる。
c:CF形機器にはクラスII機器が用いられる。
d:クラスI機器には追加保護手段として補強絶縁が用いられる。
e:クラスII機器には使用上の設備による制限がある。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午後:第82問

電撃について誤っているのはどれか。

a:電流の周波数が極端に高くなると人体は反応しにくい。
b:商用電源の周波数付近(50~100Hz)の電流で人体は最も反応しやすい。
c:マクロショックの場合、10mAぐらいでビリビリ感じ始める。
d:500kHz以上の高周波では微少な電流でも反応する。
e:ミクロショック心室細動電流は最少感知電流の1/100である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第2回午後:第81問

商用交流を1秒間通電したときの人体の電撃反応として正しいのはどれか。

a:最少感知電流0.1mA
b:離脱限界電流は10mA
c:マクロショック心室細動電流は100mA
d:ミクロショック心室細動電流は0.01mA
e:心室細動が誘発される電流値はミクロショックではマクロショックの1/100
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午後:第80問

キャビテーションによる、細胞破裂のおそれがない超音波エネルギーの上限として正しいのはどれか。

1:0.01W/cm2
2:0.1W/cm2
3:1W/cm2
4:10W/cm2
5:100W/cm2

国試第2回午後:第79問

医療におけるシステム安全について正しいのはどれか。

a:多数の機器から成る医療システムでは、1つの機器の故障はシステム全体の故障につながらない。
b:システム安全の対策として操作者の教育も含まれる。
c:事故情報の分析には故障モード効果分析が用いられる。
d:異常状態の発生を予知する安全対策をフェイルセーフという。
e:コンピュータシステムを含まない機器ではシステム安全を考慮しなくてよい。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午前:第16問

臨床工学技士が行ってはならない業務はどれか。

1:人工心肺の血液量の調節
2:人工呼吸用マスクの患者への接続
3:気管内チューブの挿管
4:モニタ用心電計電極の患者への装着
5:血液浄化装置の穿刺針の内シャントへの接続

国試第2回午後:第78問

ME機器の安全管理について正しいのはどれか。

a:機器購入の際には、診療の立場から性能、安全性を考慮して機種を決定すべきで、経済性は無視してよい。
b:機器の購入段階における仕様の決定は臨床工学技士のみで行う。
c:機器は始業点検、終業点検だけでなく、定期的な点検も必要である。
d:機器の始業点検で最も重要なのは、接地と校正の確認である。
e:機器が故障した際には、直ちに点検と修理を製造業者に依頼する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第2回午前:第85問

繰り返し行っても生体に対して安全な検査法と考えられているのはどれか。

a:核磁気共鳴法
b:超音波エコー法
c:単光子断層法
d:陽電子断層法
e:エックス線断層法
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e