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体外循環装置・補助循環装置の過去問

国試第16回午前:第26問

完全体外循環中、患者の循環系に空気が入る原因となり得るのはどれか。

a:左房ベントに陰圧がかかりすぎたとき
b:貯血槽に十分な血液がないとき
c:送血ポンプに逆流が生じたとき
d:術野の吸引が十分でないとき
e:脱血回路側に過度の陰圧がかかったとき
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第15回午後:第78問

体外循環回路の組立てにおいて、チューブをコネクタに接続する場合に誤っているのはどれか。

1:血液温度が上がるとチューブとコネクタ間の締め付け力が低下する。
2:チューブを深く入れてもコネクタとの間の摩擦カは不変である。
3:コネクタのテーパ部の段差はチューブの抜けを防止するのに役立つ。
4:タイバンドはコネクタとチューブ間の摩擦力を増加させる。
5:コネクタ先端の丸い形状はチューブを接続するときの抵抗を低下させる。

ME2第37回午後:第46問

IABP装置の点検項目について誤っているのはどれか。

1:駆動ガスの残量
2:心電図トリガ感度
3:動脈圧トリガ感度
4:バッテリーの充電残量
5:バルーンの穿孔

ME2第37回午後:第31問

PCPSについて誤っているのはどれか。

1:流量は遠心ポンプの回転数で調整する。
2:抗血栓処理された材料を使用する。
3:PaCO2が高い場合には酸素混合ガスの流量を上げる。
4:遠心ポンプの位置が低いほうが血流量は上がる。
5:空気の流入を防ぐため脱血回路からの採血を避ける。

ME2第37回午後:第32問

IABPのバルーンの駆動タイミングとして誤っているのはどれか。

1:収縮は血圧が上昇しはじめる直前に行う。
2:収縮は心電図のQ波付近で行う。
3:拡張は大動脈弁が開じてから行う。
4:拡張は心電図のT波の頂点付近で行う。
5:拡張は最低血圧に達した時点で行う。

ME2第37回午後:第30問

人工心肺について誤っているのはどれか。

1:ローラポンプは圧閉度を調整する。
2:体外循環開始前にプロタミンを投与する。
3:送血カニューレは大動脈に挿入する。
4:体外循環開始時に酸素の吹送を開始する。
5:大動脈を遮断してから心筋保護液を注入する。

国試第15回午後:第56問

人工心肺用ローラポンプの圧閉度調節のための試験回路の落差として正しいのはどれか。

1:0.5m
2:0.8m
3:1.0m
4:1.5m
5:1.8m

ME2第37回午後:第26問

人工心肺に用いる遠心ポンプについて正しいのはどれか。

1:流量計は不要である。
2:気泡を除くためにポンプを丹念にたたく。
3:ポンプを回してから送血側の鉗子を開く。
4:気泡を誤送しない。
5:吸引ポンプとして利用できる。

国試第15回午後:第55問

PCPSについて正しいのはどれか。

a:膜型肺が含まれる。
b:ベッドサイドで施行できない。
c:動脈から脱血して静脈へ送血する。
d:全身麻酔を必要としない。
e:閉鎖回路で行える。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第15回午後:第54問

流量補助を主目的とするのはどれか。

1:IPD
2:ECMO
3:IABP
4:VAD
5:ECUM

国試第15回午後:第53問

人工心肺使用中の空気塞栓の原因となるのはどれか。

a:脱血回路の折れ曲がり
b:ベントポンプの逆回転
c:送血回路の閉鎖
d:血液フィルタの日詰まり
e:ローラポンプチューブの破損
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第15回午後:第51問

体外循環中の生体監視について誤っているのはどれか。

1:動脈圧は臓器の灌流状態の指標となる。
2:中心静脈圧は循環血液量を反映する。
3:直腸温は深部体温を反映する。
4:尿量は毎時20ml/kg以上に保つ。
5:血液ガス分析値は人工肺機能の指標となる。

国試第15回午後:第48問

体外循環時に血漿遊離ヘモグロビンの増加が認められたとき、原因でないのはどれか。

1:人工肺など異物への血液の接触
2:送血ポンプの圧閉度の調節不良
3:太い送血カニューレの使用
4:心腔内血液吸引回路からの多量の空気の吸引
5:熱交換器における血液と温水との温度差の増大

国試第15回午後:第49問

膜型人工肺について正しいのはどれか。

a:均質膜は多孔質膜よりガス交換効率がよい。
b:均質膜では血漿漏れが生じにくい。
c:多孔質膜では気体分子が細孔を通過して拡散する。
d:多孔質膜では気泡が血液に混入するおそれがある。
e:多孔質膜としてシリコーン膜が用いられる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第15回午後:第50問

血液希釈体外循環の利点として正しいのはどれか。

a:血液粘度の低下
b:血液有形成分の破壊の減少
c:膠質浸透圧の上昇
d:酸素運搬能の増加
e:輸血量の節約
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第15回午後:第47問

遠心ポンプの特徴として正しいのはどれか。

a:送血量は末梢血管抵抗の影響を受けて変化する。
b:送血量は血液の粘性の影響を受けて変化する。
c:空気を体内に送り込む危険性が少ない。
d:回転数から正確に流量を算出できる。
e:回転が停止しても逆流は生じない。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第29回午前:第74問

補助循環について正しいのはどれか。

1:PCPS はV-V バイパス方式である。
2:PCPS によって左心系の後負荷は軽減する。
3:体外設置型拍動流型補助人工心臓では電気駆動方式が多い。
4:体内植込み型補助人工心臓では拍動流型よりも連続流型が多い。
5:左心補助人工心臓では左室脱血よりも左房脱血の方が高流量を得やすい。

ME2第37回午後:第16問

IABPについて誤っているのはどれか。

1:バルーンの容量は40mL程度である。
2:ヘリウムガスが使われる。
3:心拍に同期して駆動する。
4:駆動には電磁弁を用いる。
5:ガス回路には加湿器がある。

国試第29回午前:第73問

人工心肺による体外循環において送血流量を上げるべきなのはどれか。

1:脱血不良時
2:大動脈遮断時
3:大動脈遮断解除時
4:復温時
5:大動脈解離発生時

国試第29回午前:第72問

大動脈遮断解除後、心筋温37 ℃、完全体外循環、左心ベント下の心筋酸素消費量が最も高い状態はどれか。

1:心静止
2:心室細動
3:心室ペーシング、心拍動60 回/分
4:心室ペーシング、心拍動80 回/分
5:心房ペーシング、心拍動80 回/分